核酸合成
独自の原料開発

ボナックでは、核酸医薬品の原料となる「アミダイト」を開発しています。
このオリジナルの「アミダイト」によって、ボナック核酸の特徴である長鎖RNAの合成が可能となります。また、「アミノ酸アミダイト」の開発も行っており、核酸に生体成分であるアミノ酸を導入することもできます。
このように、生体成分を利用することは、原料開発の段階から生体内での安全性を最重要視しているためです。
TBDMSアミダイト
世界で最も汎用されているRNAアミダイト
BONACアミダイト
BONACが開発した独自のRNAアミダイト。効率的な長鎖RNAの合成が可能
高効率な核酸合成
一般的なアミダイトによるRNA合成と問題点
TBDMSアミダイトを使用した場合、62コの連結は非常に難しく、合成効率は16%です。

ボナックアミダイトによるRNA合成
BONACアミダイトを使用した場合、62コの連結は簡単で、合成効率は84%です。

コンジュゲート核酸の開発
ボナック核酸を医薬品として完成させるためには、核酸を効率的かつ集中的に標的とする患部の細胞内へ送り込む必要があります。この課題を解決すべく、ボナックでは新規コンジュゲート核酸の開発を行っています。
この新しいボナック核酸は、従来の5’末端もしくは、3’未端のみの修飾だけでなく、長鎖RNA中の内部を機能性分子で修飾することも容易に行うことが可能です。実際に、下図に示すような機能性分子が結合したコンジュゲート核酸を高収率・高純度で合成する手法を確立しました。