新規分野

これまでに開発してきたボナック独自の原料と長鎖合成技術を利用し、新たなプラットフォームも開拓しています。

miRNA

microRNA(miRNA)はmRNAと相互作用することで標的mRNAの分解や翻訳抑制に寄与していることが明らかとなってきており、特に発生、形態形成、アポトーシスなど生命の高度機能発現に重要な役割を果たすと考えられています。
すなわち、miRNAは新たな治療戦略を確立できる可能性が秘められている創薬の標的物質なのです。ボナックで開発したオリジナルの骨格を有するmiRNAはmiRNA前駆体(Pre-miRNA)と比較して高い活性を示しました。

CRISPR

現在、ゲノム編集技術が注目を集めており、このゲノム編集技術を医療応用するための研究開発も本格化してきました。
なかでも、CRISPR/Casというゲノム編集技術は①迅速・簡便に、②複数の遺伝子を同時にノックアウトできる特長をもっており、品種改良や遺伝子治療など様々な分野において利用可能な技術として期待されています。CRISPR/Cas法には長鎖RNAであるsgRNAが必要不可欠です。

ボナックでは今までに培ってきた経験と長鎖RNA合成技術を駆使し、活性の高いオリジナルのsgRNAを開発しました(特許出願中)。化学合成のsgRNAは、酵素合成と比較して高純度・低コストで作ることが可能ですので、今後の発展が期待できます。

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