ボナック核酸とは
ボナック核酸の定義
「ボナック核酸」とは、ボナックが創出した新規一本鎖核酸の総称です。その特徴として、特有の構造を有し、基本特許でカバーされているものが対象となります。そしてその特有な構造が、固有の機能を発揮することになります。
核酸は体に必要な成分です。体内で利用するために核酸は消化・代謝される必要があることから、体内ですぐ分解されてしまい不安定です。ボナック核酸は天然型の核酸で作られていますが、その特徴的な構造から分解されにくく、安定的に体内の必要とする箇所へ届けることができます。またボナック核酸は天然型の核酸で作られているため、体内にあっても安全であると考えられます。
ボナック核酸は、内部の配列設計を工夫することにより、siRNA及びmiRNAと同様の効果を発揮することができます。また、ボナック核酸の技術を使った新たな領域へのチャレンジも続けています。
ボナック核酸の分類
ボナック核酸は、機能性等により形が異なり、さまざまな機能を発揮します。

ボナック核酸の構造
ボナック核酸

- 一本鎖核酸であり、鎖長は50塩基以上から構成される
- セルフアニーリングにより、ユニークな二次構造をとり、アニーリング工程が不要
- 核酸分子のみならず、独自のアミノ酸アミダイト(核酸原料)とのハイブリッド分子(PnkRNA)も案出
- 従来法に比べ、高い安定性を保有
- 免疫応答を惹起しない
従来のRNA

- 二本鎖核酸であり、各鎖が49塩基以下で構成される
- アニーリング工程が必要
- 分解されやすく、安定化のための工夫が必要
- 免疫応答を惹起することがある